今回は大事なことなのに、あまり深く意識されない、ホスタビリティーに関して書いてみます。
あなたがよく目にする言葉に、ユーザビリティーと言うのがあると思います。
これは、「使い勝手の良さ」と言うことを表していますが、例えば、日用品の掃除機や洗濯機から自転車や車など、大きさの大小、価格の高低に関わらず、製作者側の使いやすさのための心遣いを見つけることが出来ます。
反対にユーザビリティーが不足していると、ユーザーは商品やサービスに対して不満を持ちます。
「もう二度と買うものか。」と思ってしまう訳ですね。
しかし、日常生活で使用する商品や製品などは、お金を払ってしまっていますから、不満を持っても後の祭りです。
その商品を買ってしまった自分を嘆き、そのメーカーの商品を二度と買わなくなるだけです。
ですが、ホームページに関しては、ユーザビリティーはリアルのお店で言えば店員の接客であり、企業で言えば受付の人の対応のようなものです。
ユーザビリティーが悪ければ来訪者はそのサイトから去ってしまい、購買行動までつながりません。
ホームページで言うユーザビリティーとは、
●ユーザーにサイトの目的が一目で伝わること
●全体像がトップページで把握できること
●デザインや構成が統一されていること
●次の動作が分かりやすく迷子にさせないこと
●必要な情報が適切な場所にあり見つけやすいこと
と、言うように「使いやすいように」という点を、配慮して考えなければなりません。
ここまでは、ホームページ作成に関してのサイトなら、必ずと言っていいくらい書いてあることです。
ですが、ユーザビリティーを考え、見つけて行くために大事なもの、ホスタビリティーに関しての記述は多くありません。
ホスタビリティーとは「良心的対応」のことです。
よく見聞きする言葉に、「先に与えよ」と言うのもありますね。
例えば、あなたの知識や経験を無料レポートにして、サイトで配布したとしましょう。
そのサービスを考えた時、「来訪者にノウハウの一端を提供して【好感を持ってもらおう】」通常はこう言う感情が働きます。
ここまでなら良いのですが、人間は欲深い生き物であるが故に、色々余計な仕掛けを盛り込んでしまう。
そうすると、「与えたのだから見返りが欲しい」と言う本来考えていなかったものが、チラチラ見え隠れしてしまう。
いくらデザインを学んで、ユーザビリティー溢れるサイトを構築しようとも、ホスタビリティーが薄れていると、とんでもない方向へ向かうこともあり得ます。
ホスタビリティーに関しては、「良心的対応」と言うあまりにも根源的なものであるが故に、テクニックやノウハウなどとは一緒に出来ないものです。
声だかに叫んでもうさん臭がられるのが落ちでしょう。
わたしにしても、自分のサイトを見渡せば、出来ていないことだらけです。
しかし、これを対人関係に置き換えて、親友やベストパートナーが出来て行く過程を思い出してもらえれば、一目瞭然ではないでしょうか。
一緒に居ると得をするからと打算で付き合っていると、思わぬところで裏切られたり、いつの間にか去られてしまったりします。
損得抜きに相手が欲していることを推し量って、与え続けることによって、何倍にもなって返って来
る。
インターネットも対象者が見えないだけで、人間が行き交っている場なのだと言うことを忘れないで欲しいのです。
そして、その中にあなたにとって、将来を左右するかも知れない人がいるかも知れません。
ホスタビリティーと言う視点を持つことが、来訪者と永続的な良い関係を作って行くためには、必要不可欠ではないでしょうか。



